夏はどのように過ごされましたか?お盆を過ぎた頃、子どもたちの口から家族とお出かけをしたという報告がたくさん聞かれました。「ホテル行った!」「どこの?」「ただのホテル」この子は行った場所さえわからないし、何をしたかさえ説明できないけど、みんなでホテルに泊まったことがとっても嬉しかったようです。
夏休みが思うようにとれなかったりするご家庭もあるようですが、わずかな時間でも子どもたちと遊んだりお出かけしたりして、そのおかげで子どもたちも目に見える成長をするものです。内容もさることながら、一緒に何かをした、とか、お出かけした、ということそのものが、子どもたちには嬉しく楽しいし、そこで多くのものを吸収するようです。私も小4の息子の宿題につきあって虫採りに行きましたが、一緒に連れて行ったすみれ組の次男が「あ〜楽しかった!」と満足そうに言うのを聞いて、嬉しい反面、普段の関わりの薄さを反省しました。
こんな息子を見ながら、最近早期教育について何度か話し合う機会があったことを思い出していました。ある方は、1歳2ヶ月の子どもが英語教材に興味を示さないと自嘲気味に話されました。よくよく考えれば当たり前ですね。両親が家では英語を話すというような、常に英語を聞いたり話したりする環境にあれば、子どもも自然と話すようになるでしょう。でも、1日30分くらい教材のテープを聴かせたところで、話せるようにはなりません。本気で英語を習得させたかったら、中学か高校くらいで外国に行かせることです。間違いない・・(^^)
いっぱい遊びたいのが子どもたちです。遊んで、食べて、寝て、時に甘えて、そうやって心と体を満たしていきます。これによって、その後で始まる「勉強」を含めた積み重ねのための土台がしっかり築き上げられます。でも、ここに「お勉強」が入り込むと、満たさなければならない心や体が満たされず、土台が危うくなり、結果バランスが崩れやすくなってしまうと言われています。だから、少なくとも園児のうちは、いっぱい遊んで、そこから学び取る方がいいのです。
バッタを必死で追いかけ回し、「パパー!違う(種類の)バッタ、ゲットォォォ!」と叫ぶ息子を見ながら、これでいいんだよね、と妙に納得しました。