2001年4月号

 ご入園、ご進級、おめでとうございます。これからはじまる幼児園での新しい生活が、楽しく、そして実り多きものとなるよう神様のお守りとお導きをお祈りいたします。

 今年度から、松井愛美前園長に代わり、新井純(十日町教会牧師)が園長に就任いたしました。子どもたちの心を大切にし、また保護者の皆様と保育士達とのコミュニケーションを大切にしながら子どもたちが生き生きと輝ける保育を行ってまいりたいと思っております。ご理解とご協力をお願いいたします。

 さて、今年度は『光のなかで』という主題を掲げ保育を行います。キリスト教で「光」と言えば、それは“神にあるもの”、特に主イエス・キリストを指します。それに対し、迷いや誘惑の多いこの世は「闇」です。

 私たちのまわりは、私たちを闇の中に引きずり込む力に満ちています。正義が隠され、曲げられるのを目の当たりにすることも少なくありません。試練や苦悩の中にあっては、希望の光を見失わせる力が私たちを襲います。

 しかし、そのような世に生きる私たちに、神はキリストという光をくださいました。この光は、すべてを照らす真の光です。その光に照らされる時、隠されていて明るみに出ないものはありません。この世の不義も、私たちの歩むべき道(方向)も、全てが照らされ、希望と喜びに満たされるのです。

 だから、この光のもとで、光のなかを歩むことは、子どもたちにとって、そして私たちにとって、他の何によっても得られない平安と希望と力を与えられることなのです。

 今年1年、子どもたちと一緒に光のなかで過ごす喜びを感じていきたいと願っています。