216)健康長寿をめざして |
健康・体力づくり事業財団が百歳以上の1907人(男性566人、1341人)に暮らしぶりをアンケートしました。@3食ともきちんと食べる。魚介類、肉類、牛乳、乳製品なども含めて好き嫌いなく何でも食べる。これらのたんぱく質は必須アミノ酸も含め人体の体力維持、健康には絶対必要な栄養分です。高齢者はたんぱく質の摂取量が減りますがここが第1のポイントです。何でも好き嫌いなくおいしく食べるのが長生きの秘訣ですA散歩などの運動の習慣があること。人間は動物(動く物)ですからとにかく動かなくては筋力が低下してしまいます。筋肉はエネルギーの源です。1日中ごろごろは脱落ですB平均睡眠は9時間ぐっすり、寝る子は育つのたとえの道理Cタバコは百害の元凶だから吸わない。酒は百薬の長だからたしなむ程度なら良薬D快便はまさに健康のバロメーター、バナナ型が最高E男女とも手作業や盆栽、畑仕事、カラオケなどの趣味を持って毎日を楽しく過ごす。Eそして決め手は自愛して生活習慣病を持たず従って食事、風呂、トイレなどに自立していることです。皆様健康長寿をめざして御自愛を。(130819) |
217)日本人は何故胴長か |
日本の食物は元来肉類が少なく穀物、野菜、海産物が主食でした。植物繊維(山菜は植物繊維そのもの)を多く取るのでその消化のため長い腸が必要になります。そのため欧米人に比して身長の割に胴長で羊や牛、馬などの草食動物の体型に似ているのです。しかしこれらの食習慣のおかげで便通を整え大腸をきれいにしていたため大腸癌は欧米人のわずか1/6でした。しかし戦後の肉、油、糖分過多、低線維の食事は日本人の体型を見事に変えてスタイルは抜群になりましたが便通不純(便秘、下痢)に悩む人が多くなり大腸癌も欧米並みに増えてきました。大腸癌検診では便潜血反応をチェックして陽性の場合は大腸内視鏡検査が必要になります。内視鏡では癌のほかに大腸ポリープも多く見つかります。殆どは良性ですが1cmを超えた大きなポリープは前癌状態で癌化しやすくなりますので検査時に取ってしまいます。大腸内視鏡検査は診断と治療が同時に行える大変効率の良い検査法です。下痢や便秘のくり返し、腹痛、血便、便が細くなるなどの症状があったらもちろんですが今や定期的に大腸内視鏡検査を受ける時代になりました。(130917) |
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