贈り物の経緯
今年8月、ジューセッペ・ビッラーニ氏(コモ市評議会議員)がコモ市長代理として訪問されました。
庁舎議場での歓迎式典において、発表されました。
ビッラーニ氏のメッセージ文(抜粋)
「私の訪問に際し、両市の友情の印として、十日町市の皆様に対してコモ市役所が決めた贈り物を私自身からプレゼントしたいと思っていましたが、品物の関係で船便で運ぶという結論になり遅れてしまいます。
贈り物は「ルチィア」というコモ湖の本物の船です。このルチィアは、故アレッサンドロ・マンゾーニの、イタリア文学の代表作品「婚約者」のヒロインの名前であり、また、伝統を守り、ヒロインが乗った船と全く同じ型のものです。
婚約者と結ばれる事が出来なくなったルチィアは、生まれ故郷を離れる時に、人目に付かないように、静かにゆっくりと船を漕ぎ出し、湖には、かすかに写る月の影が見えました。
姉妹都市・コモ市のメモリアルとして、十日町市のふさわしい場所に設置していただく事を希望するとともに、皆様の温かい心の中に置いていただく事を願っています。」
※ アレッサンドロ・マンゾーニ(1785~1873)
ミラノ生まれ、小説家、詩人、伝記小説「婚約者」(1825~26)などで、イタ リア浪漫主義文学を確立。
5月3日十日町きもの祭りにコモ通りに於いて贈呈式を行います。
コモ市から直輸入したTシャツ、ルチィアの小物、香りのペーパー、コモをデザインしたコットンのふきん、その他パスタ等色々販売しています。是非、立ち寄って下さい。