校長先生と父兄の皆さんの帰国報告


 ホームスティの家族と記念撮影

  ブラジルチームと記念撮影

 元気で試合をしている遠田くん

  初めての得点を入れた瞬間


      
〈ドキュメント〉イタリア.コモ9日間
 
■その出発まで  
 
月  日 曜  計画・準備・スケジュール
 2 18 水 コモカップサッカー参加要請(交流協会)
   24 火 要請ルートの確認(市、企画人事課)
   25 水 川治FCの会議(意志確認)
 3  2 月 参加決定の役員会(PTA‐後援会)
    4 水 市教育委員会への説明(関係資料提示)
   16 月 参加児童募集(4、5年生全員対象)
   23 火 サッカーチーム選手確認
 4  1 水 職員会議で全体計画協議
    6 月 始業式で全校児童に説明
    8 氷 参加児童の保護者会@
   10 金 実行委員会記者会見
   14 火 PTA役員総会で説明 TVNHKニュース、日報他各
        社の報道
   15 水 パスポート申請とりまとめ
   16 木 校内指導体制発表
   22 水 海外遠征申請書提出
   24 金 パスポート集約
 5  3 日 コモ.レオー二氏歓迎レセプション出席(6人)
    6 水 レオー二氏川治小訪問(ホームステイの確認)
   11 月 保護者会A経費納入等
   13 水 昼体み事前学習始まる(〜6/19まで)
   20 水 引率職員梅外旅行の申請 結団式
 6  3 水 イタリアリラの換金の打ち合わせ 海外傷害保険の打ち
        合わせ
    4 木 ホームステイ先決定
    5 金 第3回保護者会(梅外傷害保険の手続き渡航手続書提
         出)
    6 土 女子ゆかた着付練習
    9 火 子供のこづかいをイタリアのリラに換金
   10 水 ホームステイ先の一部変更
   12 金 市役所壮行会
   16 火 学校出発式交流協会壮行会(大人5名子供2名参加)
   17 水 ホームステイ先家族構成確認ホームステイ先一部変更

■出発から帰国まで(現地の活動)
 
月  日 曜  参加スケジュール
 6 21 日 学校集合(3:30)出発(4:00)成田着(9:0
        0)フライト(11:45)
        ミラノ.マルペンサ空港着(16:15)
        日本時問(21日23:15)
        コモ着(17:30)ホストファミリーと合流、帰宅、
        夕食
   22 月 コモ市役所表敬訪問(9:00)議場で挨拶等
        大会本部で諸手続き(10:30)
        サッカー練習(15:00〜)女子も見学・応援
        チーム代表者会(19:30〜)
   23 火 サッカー試合@(10:20〜ラッザーゴ競技場)
        サッカー試合A(5:20〜ラッザーゴ競技場)
        <開会式>は雷雨のため翌日に延期
   24 水 コモ市内見学(10:00〜)
        <午後試合予定のルーマニア戦は不戦勝>
        コモ湖遊覧船(13:30〜)旧貴族の別荘見学
        開会式(21:35)パレードとセレモニー
        アトラクション(川治小の歌と踊り)花火
   25 木 市内見学とショッピング(男女別行動)
        サッカー試合C(15:30〜)女子老入施設訪間
        (15:30〜)
   26 金 姉妹校フィルツィ小学校訪問(9:00)プレゼント渡         し
        ミラノ見学(バス)(10:00)大聖堂他
        イタリアW杯スタジアム見学
   27 土 決勝戦観戦(10:00〜コモスタジアム)
        大会本部テントでW杯イタリアを観戦
        女子市内見学
        コモ市関係者へのお礼の会(8:00〜コロンベッタ)
   28 日 コモ出発(10:00)マルペンサ空港フライト
        (14:05)
   29 月 成田空港着(8:30)十日町市役所前着(15:1         0)
        出発式(送る会)・報告会

滝沢校長先生の感想

子供主体の実質交流

 おかげさまで今回の交流のねらいを達成して、無事帰国することができました。ご支援いただいた十日町市、国際交流協会そして多くの団体、市民の皆様に厚く感謝申し上げます。
 コモ市のフィルツィ小と姉妹校交流を始めて3年、今年は両校の子ども同士で実質交流ができれば、と考えていた矢先の要請でした。夢のお誘いでしたが、参加決定まで約lカ月その対応を検討しました。
 決断を促す要因として、まず子供たちのイタリアへの夢と憧れ、関心の高まりがあったことです。そして、学校の教育活動を積極的に支援してくださる市当局、交流協会、地域スポーツクラブ<川治FC>や学校のPTA、後援会などの前向きな応援があったことです。それは正に学校を取巻く地域総合力の結集でした。この地域のカこそ子供の夢の実現と学校の活性化に大きな力になってくれると確信しました。
 5、6年生全保護者に希望をとった結果、男女共適正人数となり、4月から具体的な準備活動動に入りました。サッカーの練習はもとより、女子の特派員による開会式アトラクションの踊りや歌の練習、さらにイタリア語会話講座などに取り組みました。子供達も代表の自覚を持って心の準備をしてくれました。
 これまで4年間着実に進めてきた川治小の課題のひとつ「国際理解教育の推進」、それは、人間理解としての「共に生きる」こと、つまり「思いやり」を大切にする子供の育成なのです。
 今回の国際親善交流はそうしたねらいを姉妹校交流という場の中で実質体験活動することでした。けんめいに戦ったサッカー、そして友情交流。開会セレモニーでの踊り、歌の発表、会場の拍手。姉妹校訪間でブレゼントした全校児童のサイン入り「こいのぼり」は、アルブスの風を受けて元気に泳ぐことでしょう。
 老人ホームではささやかなおみやげを、思いやりの心と共に手渡しました。
あふれるほどのやさしさと思いやりを味わったホームステイ。何ていい人たち、いいまちなんだろう。子供たちには一生忘れることができない体験の旅になったと思います。   ありがとうございました。

   PTA同行者〈子どもたちと過ごしたイタリアの旅〉
       

       心ふれあう交流の深まり
               PTA副会長 田中美恵子
姉妹都市、姉妹校の関係でコモ・フットポールカップ参加、親善交流と言う子供達にはすばらしい経験の場を与えていただきました。そのお手伝いをというお話しがあり、今回参加する事になりました。
サッカーでは結成3ケ月にもかかわらず女子の応援を受け年齢差、体格差の中で3試合で2点を得る事が出来、本場のサッカーの感触をあじわえたと思います。
施設訪問では、姉妹校フィルツィ小学校の校内を見学し、川治小全児童の名前入り吹き流しを送りました。コモ市役所、老人ホームも訪問し、それぞれの施設で暖かいおもてなしを受け、交流が深まりました。
ホームステイは7日問お世話になり、言葉の壁より心の触れ合いでとてもかわいがっていただき、それぞれの子供達が一番の思い出になったようでした。
 毎朝出迎えた子供達の笑顔が、その事を物語っていました。子供達の8日間は私達大人の8日間以上の思いがあったと思います。開会式で、女子のゆかた姿での歌や踊りは大変喜ばれましたし、怪我や病気も無く元気に帰国出来た事は、子供達にとっても、私にとっても一生の財産になったと思います。その子供達を送り出す事に、心よくご協力して下さった皆様方に、厚くお礼申し上げます。

 ゆかたや踊りで日本の心をPR                  6年保護者 池田洋子
今でも、コモでの様々な場面がスナッブ写真のように、つぎつぎと目に浮かんで来ます。
美しいコモ湖、歴史を感じさせる建物、そしてそこで生活する人々の顔、姿勢良く散歩するイタリア女性……。滞在申の町は予想以上に暑く、その申で川治FCは、大人の体格を持つイタリアチームと対戦。その健闘ぶりに私たち応援団は胸を熱くしました。さて、出発前にお手伝いし、気がかりであり、今はほっとしでいる事に『踊り』があります。
女子全員で日本の踊り「さくらさくら」をゆかた姿で踊りて来ました。短い練習期聞にもかかわらず、子供たちは堂々と踊ってくれました。
 イタリアの人たちや、世界各国の選手団の心に日本を印象づけた事と思っでいます。そして嬉しい事に『ゆかたをまた着たい』『もう一度踊りたい』という声も聞かれました。  自分の生まれ育った国や十日町、そしてきものに少し関心を持でた良い機会であったと思っています。
 今回のコモフットボールカッブ参加が、十日町そしてコモ市の多方面の方々の御協力で実現出来た事に対し、心を込めて『グラッツェ』。

  異文化に学ぶ体験の旅     
                 5年保護者 長津節子
 この度、思いもよらぬコモ市訪問という機会に恵まれ、子供達といっしょに行って参りました。コモ市溝在6日自に川治小学校と姉妹校であるフィルツィ小学校を訪問しました。
 玄関正面の壁には川治小学校の生徒達が作った手作りカレンダーが貼ってありました。こんな遠くにある小学校にきちんと届いていることに改めてうれしく思いました。そんな中
で当然日本と違い土足文化の国なので「掃除はどんなふうに子供達はやっているのですか?」と尋ねた所、「大人は子供を全ての危険から守らなければいけない義務がありここでは大人が掃除をやります。子供達にはやらせません。」とおっしやいました。この他にもたくさん日本と違う事がありました。どちらが良いとか悪いという問題ではなく宗教はもちろんのこと、物事に対する考え方の運いに触れてまさに異文化を感じた小学校訪問でした。おみやげにフィルツィ小学校の児童が作った手作り楽器を川治小学校へくださいました。身近な物、自然の物を利用して作ってあり心が暖かくなりました。とても身近なレベルでのそして本当の意味での国際交流を体験でき、自国、自校、そして自分を見つめるよい訪問となりました。たくさんの方々の御協力があってこそのコモ市訪問を、心から感謝申し上げます。有り難うございました。